Project vol.4 ZA\nimations
ZARDが今日でも、様々なメディアで度々 取り上げられていることを、ZARDism projectのメンバー一同も、ファンとして大変 喜ばしく感じている。
本プロジェクトの継続が、多少であれ ZARDを、真に永遠のスタンダードとするための力添えになればと思う。
*** ZARDism project ***
今回のテーマは『ZARD × アニメ』。
過去にZARDがタイアップされたアニメの曲を中心に歌うことで、そのアニメのファンにもZARDismの作品を聞いてほしい、そうすることでZARDの、延いてはZARDismprojectのファンになっていただきたいという想いが込められている。
タイトルの“ZA\nimations (ザ・アニメーションズ)”は、the animationsの音合わせであり、「ZARDの楽曲が使用された『あのアニメの数々』」を意味している。
また、今回は曲に合わせる背景を、初めてZARDism projectの外部からの協力を得て、設定している。アニメからの選曲であるため、それに関係したイラストを 絵師の方に依頼した。
描いていただいた絵と、イラストを担当してくださった方のご紹介、及びインタビューなどは、Instagramに詳細を掲載しているので、そちらでご確認いただきたい。尚、イラストはSoundCloudやInstagram、YouTubeにて、楽曲とともに使用させていただいている。
今回 初参加のメンバーは、レギュラーメンバーのNozomi、サポートメンバーのmio、ゲストの小岩井葡萄さん、計3名。(Nozomiとmioは、Instagram企画には参加済み)
以上の方々についての詳細は、メンバーページに記載しているので、この記事と合わせて参照していただければと思う。
“vol.4 ZA\nimations”のコンテンツは以下の通り。*()内は歌の担当者
1.星のかがやきよ (Nostle & mio)
2.グロリアス マインド (NiSHI)
3.Hero (Nozomi)
4.Today is another day (Nostle)
5.運命のルーレット廻して (Hassee)
6.愛は暗闇の中で (小岩井葡萄)
7.マイ フレンド (Nozomi, Nostle, Hassee, mio & Kyoka)
1, 3, 4, 5, 7はNostleによって、2はNiSHIによって、6は小岩井葡萄さんによって、それぞれmixが施されている。(5はNostle・Hassee協同でのmix)
今回は、PR用の楽曲、NiSHIによる『息もできない』が存在する。これは、今回の彼のソロ曲『グロリアス マインド』と併せて、全てのサウンドがNiSHIによって手掛けられており、Instagramの予告動画や、YouTubeのオープニング・エンディングにも使用されている。
*** ZARDism project ***
Lira: アニメのタイアップソングをZARDism projectで扱うということは、以前から
構想があってのことだったので、実現することができて とても嬉しく思っています。
ただ、あまり早いタイミングでやるべきではないなと感じていて…。
これはZARDism projectの存在意義というか、その辺に関わってくる話なのですが、
それはまたの機会にお話することにして… ここでは簡単にご説明しますが、
(ZARDの)ファンの方々の想いを尊重した上で、新しいことにも貪欲に、というのが、
統括としての個人的な、プロジェクトの理想の在り方だと考えているんです。
ですから、vol.3までは、ファンの方に対して「ZARDの世界を壊すつもりはない
ということ、そして ご本人 (坂井泉水さん) がZARDの楽曲を歌っていることに
最大の価値があること、これらを私たちも十二分に理解しているんです。その上で、
同じファンとして、私たちの趣味の延長が、誰かを楽しませるエンタテイメントに
なりえるなら、それは嬉しいことなんですよ」という活動の前提を、周知してもらう
ための活動としたいと考えていましたし、そうなるように行動したつもりです。
…実際に、聴いてくださった方々がどのように思われたかは、知りようがないこと
なのですが(苦笑) 兎にも角にも、そういう流れもあって、vol.4は プロジェクトとしての
根幹を保ちつつ、これまでとは一味違う何かに挑戦しようという想いがありました。
Editor: 今回、最も難航したのはどういった部分だったのでしょうか。
Lira: スケジュール管理ですね。…まぁ、今までも、オン・タイムだったことってなかなか
ないんですけど(笑) というのも、私やメンバーのHasseeくんがこの春先から就職活動を
行っていたこともあり、思うようにことが運ぶ、運ばない以前に、どのように
スケジュールを立てたらいいのか、全くの手探り状態でした。ただでさえ、私以外の
メンバーは手持ち無沙汰な期間があるので、あまり時間を無駄にしたくないという
焦りもありましたし。完全に就職活動が落ち着いてからとも、勿論 考えましたが、
個人的には 学生生活もラスト1年を切り、あまり悠長にしてもいられないなという
気持ちでした。なので結局、予定を何度も変更し、やっとの思いで完成に漕ぎ着けた…
という背景のある回です。
ただ、きっとこれって、今回に限った話ではないんですよね。私含め、メンバーの誰も
このプロジェクトを本業にしているわけではないですから。そういう意味でも、
改めてメンバーへの感謝が 一層に深まったように感じます。
Editor: 時間の余裕って、作ろうと努力しなければ生まれないものですからね。
それでは、続いて、コラボレーション曲についてご説明をお願いします。
Lira: アニメの曲は、キャッチ―なものが多いだけに、どれも合唱向きで、選定には
苦労しました。ただ、少し粋な計らいをしたいなと欲があり、アニメのオープニングに
起用されたものを一曲目に、エンディングになったものをラスト・トラックにしようと
決めていました。偶然 候補に挙がった2曲がOPとEDだったので、そのままの流れで。
Editor: 『星のかがやきよ』はアニメ【名探偵コナン】のオープニングテーマですよね。
vol.4のオープニング・ナンバーですが、これについてはいかがでしょう。
Lira: これは、元々3人で歌う予定の曲でした。Nostle、mairyon、mioの3名です。
サポートメンバーとして新しく加入したmioさんの紹介を兼ねて、
お二人の魅力的な歌声を存分に聞いてもらうための楽曲にする予定で。
残念ながら、都合によりmairyonさんが不参加となってしまったので、
私(LiraとNostleは同一人物)のパートを多めにして完成させるという、
無理やりな展開になってしましました(苦笑) 私の声に聞き飽きてしまった方には
申し訳が立たないですね(笑)
Editor: この曲の聞きどころは?
Lira: ラスサビの冒頭では、他と差をつける為にNostleがコーラスも担当しています。
曲全体を通して、少しでもマンネリにならないようになったらいいなと思いました。
…まぁ、これを“聞きどころ”としてお答えするのも、なかなか手前味噌ですけど(笑)
あとは、楽曲が楽曲なので、mioさんの低音の響きや、声量がかなり活きたのでは
ないかと感じています。
Editor: 続いて、アニメ・SLAM DUNKのEDテーマである『マイ フレンド』の
コラボレーションについてお伺いしたいと思います。
Lira: 5人が参加しましたが、冒頭サビ+Aメロ・Bメロ・サビ×2+ラスサビという
構成の中で この人数を上手く割り振るのにとても苦労しました。
みんな上手いので、何通りでもパターンで作りたいと思うくらい(笑)
ただ、この曲の歌詞に強く出ている「女性の視点」を大切にしたい という
思いが強くあったので、結果的にパート分けにもそれが反映されたと思います。
この曲に参加した、唯一の男性であるHasseeくんには、多少 物足りなかったかも
しれません(笑)
Editor: 冒頭のサビが、レギュラーメンバーのNostleさん、Kyokaさん、Nozomiさんで
構成されているので、聞く方も一瞬でハッと意識を引き付けられるような印象を
受けました。ここ以外で、何か工夫された個所などはありますか?
Lira: お聞きいただければわかると思いますが、ところどころに、Nozomiちゃんの
ハモりが入っているところですかね。これは、彼女から提案があってのことでした。
彼女のコピーバンドでの経験を、上手く活かしてくれたんです。
メンバーからこの類の提案があまりなかったので、音源を贈ってくれた時は
とても感動しましたね。使わない手はありませんでした。
お陰で、ラスサビの最後があまりにもきれいな旋律に仕上がり、編集時には
鳥肌が立ちました。これは多くの人に聞いてもらわなくてはと思い、
PR用の動画には、アカペラver.を使用しています。
新メンバーを迎えたZARDism project。
内容にも、一段とバリエーションの厚みが生まれつつあるようだ。
*** ZARDism project ***
それでは以下に、メンバーへ行ったインタビューを掲載する。
初めに、今回が初参加となるメンバーへの質問から。
Q1「ZARDファンになったきっかけはなんですか?」
Nozomi: 幼稚園に通っていた頃から何かで聞いていて、当時から好きだと感じていました。
小学生になって、父にCDを買ってもらいましたが、それが本当に宝物で、
いつでも持ち歩いていたんです。落としてしまった時 手元に戻ってくるようにと、
住所と名前を書いた紙を貼っていました。「大切なものです」とも書いてました(笑)
Q2「本プロジェクトに参加した理由、かけた想いとは、どのようなものですか?」
Nozomi: 純粋に「ZARDの楽曲を、より多くの人に知ってもらい、残したい」という
気持ちからです。
小岩井 葡萄: 今回はアニソン企画とのことで、普段からアニメソングをカバーしている
私からしたら、とても嬉しいお誘いでした!今回 歌った『愛は暗闇の中で』は
ZARDの曲の中でも上位を争う好き曲だったので、良いカバーにしよう と
やる気満々で参加させていただきました。
Q3「それぞれのソロ曲への想いをお聞かせください」
Nostle: 今回『Today is another day』を歌わせていただきましたが、実は『YAWARA!』は
観たことがなくて…(苦笑) ずっと興味はあったんですけど、なかなか機会が…。
なので、思い入れというのはちょっと違いますが、勝手に妄想はしてましたね。
ヤワラちゃんも繊細な乙女の部分と、芯を持った強い部分を持った女性で、
きっと泉水さんに遠からずな人柄なんじゃないかな…とか(笑)
この曲でも、複雑な女性の感情と、強く生きようとする二面性があるので、
その辺りを大切に歌わせていただきました。早くアニメが観たいです!!
NiSHI: 坂井さんが 生前最後に収録した楽曲ということもあり、複雑な気持ちでした。
曲の構成から見ても、必死な感じが伝わってくるようでした。
( “グロリアス マインド”について )
Hassee: 『運命のルーレット廻して』は、僕も大好きな曲だったので、
今回 歌うことができてとても嬉しかったです!
いずれの曲でも共通することなんですが、坂井さんが歌っているのを聴いて
その雰囲気を出そうとすると、結構 思うようにいかないことが多いんですよね。
僕の技術が足りないというのも多分にありますが、改めて、坂井さんの
「歌」の魅力を感じたレコーディングでもありました。
Nozomi: とても癒される曲ですよね。私は、どちらかというと、アップテンポの曲より
バラードの方が好きなんです。歌っている時にも穏やかで、落ち着いた気持ちに
なりました。( “hero” について )
小岩井 葡萄: 私にとっては、とても歌いやすい曲だったのでmix作業もはかどり、
本当に楽しく仕上げることができました。やはり『愛は暗闇の中で』は
サビがシビれるほどカッコイイ上に、コーラスとの重なり具合も
綺麗な曲なので、そこに注目して聴いていただけると嬉しいです。
Q4「ZARDの楽曲がタイアップに使用されたアニメの中で、一番好きなものは
どれですか?好きなキャラクターと併せて、教えてください」
Nostle: ずっと『名探偵コナン』が好きだったのですが… 今年に入ってから初めて
『SLAM DUNK』を観て、心変わりしてしまいました(笑)
個人的に、他のスポーツアニメには無い何かを感じていて、
多分それが一番の魅力なんでしょうね…。ギャグが多いのも特徴かも?(笑)
キャラクターでは、桜木花道がダントツで大好きです。髪型はリーゼント派です。
(彼が非モテキャラなんて、信じられない!)
ラストのコラボ曲では、ZARDと、花道への愛を込めて歌いました(笑)
Kyoka: 『名探偵コナン』の、灰原哀ちゃんが好きです。
NiSHI: もちろん、『名探偵コナン』ですよ!
好きなキャラは「蘭ねーちゃん」です(笑)
Hassee: 僕も『名探偵コナン』ですね!!
楽曲では『愛は暗闇の中で』が、とてもカッコよかったなぁとか思い出します。
クールで謎めいたキャラクターに魅かれるので(笑)、
黒の組織のジンや灰原哀が好きです!
Nozomi: アニメはあまり詳しくないのですが… 『名探偵コナン』でしょうか。
私も、毛利蘭ちゃんが好きです!(笑)
Q5「最近は、ZARDがメディアで取り上げられる以外にも、カバー動画がupされたり、
トリビュート・バンドがデビューしたりしていますが、どのように感じていますか?」
Nostle: 私たちもこの活動を通して、より多くの人に知ってほしい、歌い継がれてほしい、
という気持ちを形にしているので、良い流れなんじゃないかなと思います。
残念ながら、ZARDの“新曲”をもう聞けないわけですが、他の人が歌うZARDを
聞くことで、新鮮さを感じますし、歌う側として勉強になる面もあったりします。
Kyoka: より多くの人にZARDの曲・魅力を知ってもらえる、良い機会だと思いますね。
カバー動画でも、カバー・バンドでも、何かをきっかけに
ZARDを知って興味を持ったなら、やっぱり坂井さんの歌声で、本家の楽曲を
是非 聞いてもらいたいですね。好きになること間違いなし!!
NiSHI: そうですね…、多くの人がネット上で公開するようになったことで、
趣味についてなどの交流がしやすくなったなと感じています。
ZARDの曲を通して、人と繋がれることが嬉しいですし、
この輪がもっと広がればいいなと思っています!!
Hassee: 僕の周囲に、ZARDを好きだという人があまりいないので、ZARDismへ
参加できた時は凄く嬉しかったです。それと同じように、多くの人が、
「それぞれが想うZARD」を表現できること、そしてそれを聞く機会が
ふえることは、本当に素敵なことだと思っています!
Nozomi: 坂井さんがこの世を去って、早10年以上の歳月が経ちますが、
未だにこうしてZARDが取り上げられ、別な形で表現され続けている
ということは、本当に凄い… と思っています。
私も、このプロジェクトやコピーバンドで、今後も歌い繋ぎたいです。
Q6「今回 参加しての感想を教えてください」
Nostle: 今回は (今回も?) コラボ曲から、ソロ曲から、個人的に普段からカラオケで
歌うことさえ躊躇いがちなピックアップで、ヒヤヒヤしていましたが、何とか
歌いきることができて安心しています(笑) 聞く人に、回を追うごとに、歌でも
mixでも、何かしらの成長を感じてもらえているといいなと思います。
Kyoka: 今回は『マイ フレンド』のみの参加となりました。
ソロ曲にも挑戦したかったのですが、なかなか都合が付かず、悔しい思いです…。
ただ、コラボ曲として完成した『マイ フレンド』を聴いた時には、
メンバー一人ひとりの想いが伝わってくる素敵な仕上がりになっていて、
参加できてよかったと、強く思いました!
NiSHI: 僕も今回はソロ曲のみの参加になってしまいましたが、
機会があれば、またコラボ曲でも歌いたいですね!!
Hassee: 録音するにあたって、何度も曲を聴き、「ここはこう歌ってみよう」とか
考えるのが、やっていてとても楽しかったです!
今回は初めてmixにも挑戦しました。上手くいかないこともまだ多いですが、
引き続き勉強して、いつか自分で曲を完成させてみたいですね。
Nozomi: 一人で気持ちが乗ったときに歌うのと、誰かに届けようと思って歌うのとでは
全然 感触が違うんだなということを実感しました。
企画全体の流れが掴めたことも、良かったと思います。
小岩井 葡萄: ゲストで参加させていただきましたが、一緒に作品をつくっていく中で、
メンバーの皆さんの ZARDへの愛が、とても深いことに感動しました。
そして、今回このような素敵な企画に参加することができ、とても
嬉しかったです!今後もZARDism projectの活動を楽しみにしています。
ありがとうございました!!
Q7「最後に、次回への意気込みをどうぞ!!」
Nostle: 個人的な課題が山盛りですが、ローマは一日にして成らず!地道に頑張って、
少しでも、自分が自分の成長を認められるようになりたいですし、いつか
泉水さんにお聞かせしても恥ずかしくならないレベルになりたい… なんて(笑)
Kyoka: 次回はもっと多くの曲に参加したいなと思います。
…これ、毎回 言っている気がしますが(笑) 頑張ります!!
NiSHI: 今できることを積み重ねながら、ZARDファンであるメンバーや、
聞いてくださる方々と、楽しくやっていければいいなと思います!
Hassee: もっと歌詞を味わって メロディーに乗せたり、歌唱力を上げたり、何より
ZARDへの、坂井さんへの“想い”を表現できるような歌を歌いたいです!!
Nozomi: 今回が初参加でしたが、完成するまでの流れを一通り終えてみて、
次回への楽しみが膨らみました!とても楽しみです。
*** ZARDism project ***
今回も、完成した音源がLiraからメンバーへと贈られる予定となっている。
尚、今後も不定期の企画とともに、Instagramを中心としたSNSでのイベントなどを行う予定である。いずれは視聴者参加型の企画も準備される運びだ。
vol.5に至っても、楽しみにお待ちいただきたいと思う。
“また 夢を見る日まで”――。
少しお早いですが… Happy Halloween! 素敵な月末をお過ごしください。
〈 文: 服部 泉美 〉
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